配列とは
配列は同じ型を複数扱う時に使用します。
配列とは、同じ型のデータをたくさん格納できる箱のようなものです。
そのため、複数のデータをひとまとめに扱えるというメリットがあります。
配列に格納されるデータは要素と呼ばれます。
1次元配列
※言語はC#
1次元配列は、一列に並んだデータを扱う場合に使います。
エクセルなどの表作成ソフトでいうところの、1列(または1行)で表現できるデータを扱うことに相当します。
例えば、5人の点数を記録したい場合を考えます。
配列を知らなければ、以下のようにいちいち変数を宣言する必要があります。
int point1 = 40;
int point2 = 70;
int point3 = 60;
int point4 = 55;
int point5... 続きを読む
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continue文は
continue文はループの先頭に処理を移動させる役割をします。
このような性質から、ある条件が成立した場合に、ループの最初に戻すという状況で使われます。
そのため、ループ文の中の条件分岐文(主にif文)の中に、continue文が記述される場合が大半です。
ソースコード
if (i % 2 == 0)
ここではiが2で割れるかどうかを調べています。
%は余りを意味しており、iを2で割った余りが0に等しければ、if文の中の処理が行われます。
実行結果は
0~10までの奇数の和は25
... 続きを読む
goto文
goto文はラベルで指定されている箇所へ強制的に移動します。
goto ラベル名;
…中略…
ラベル名:
※注:goto ラベル名;の「;」はカンマだが、ラベル名:の「:」はコロンです。
※言語はC#
実行結果
step01の後
goto文を無造作に使うと、ソースコードの可読性を悪くするため、実際にはほとんど使われません。
goto文は到達不可能な場所へはジャンプすることはできません。
例えば、以下のコードはif(false){}の中にジャンプ先があります。
しかし、ifの中の条件式はfalseなので、絶対にif文の中は、実行されません。
そのため、以下のようなコードはビルドエラーになります。
goto文は、自身より前に移動することができます。
以下のようなコードは、無限... 続きを読む
break文
break文を使うことで、for文・while文といった繰り返し文のループを強制的に抜けることができます。
例えば、for(;;){}やwhie(true){}と書けば無限ループになります。
このような無限ループに対してもbreak文は有効です。
※言語はC#
実行結果
break文の前
for文の前
break文の前までの処理は行われますが、break文の後の処理は行われません。
ちなみに、break文を抜くと、以下のように永遠と文字が出力されて終わりません。
break文の前
break文の後
break文の前
break文の後
break文の前
……
無論、無限ループ以外にもbreak文は使えます
実行結果
0~10の合計は55
break文の効果
bre... 続きを読む
while文
for文と同じく、while文は繰り返し処理を扱います。
while文は以下のように書きます。
while (条件式)
{
文(処理);
}
条件式がtrueなら、文(処理)が実行されます。
条件式がfalseなら、ループから抜けます。
もしも、条件式が最初からfalseの場合、while文の中に書かれた処理は1度も実行されません。
for文にあった、変数の初期化式(一項目)とカウント用の変数の変更式(三項目)を抜いた場合と結果が等しくなります。
つまり、条件式(二項目)だけ残したfor文とwhile文に結果の差はありません。
for(;条件式:)
{
文(処理);
}
実際に確認してみましょう。
実行結果は、
while文で書いた場合:0~10までの合... 続きを読む
for文
for文は繰り返し処理を行う際に、使用します。
for文は以下のように書きます。
for (変数の初期化式; 条件式; 変数の変更式)
{
文(処理);
}
変数の初期化式(一項目)で、カウント用の変数の初期値を設定します。
条件式(二項目)がtrueであれば、文(処理)が実行されます。
処理が一通り終わった後は変数の変更式(三項目)に従い、カウント用の変数が増減します。
再度、条件式(二項目)を評価します。
trueなら、文(処理)が実行されます。falseになれば、ループから抜けます。
具体的に、ソースコードを見てみましょう。
※言語はC#
最初はi=0で初期化されます。
→0>5はtrue
→Console.WriteLine(R... 続きを読む
条件演算子とは
条件式がtrueかfalseかで返す値を変えることができる演算子です。
以下のような形で使われます。
条件式 ? (trueの場合に返す値) : (falseの場合に返す値)
「条件式」「trueの場合に返す値」「falseの場合に返す値」の3つの項目を扱うことから、条件演算子は三項演算子です。
しかし、C#において、三項演算子は条件演算子しかありません。
そのため、三項演算子と言えば、条件演算子を指していると思って間違いはありません。
条件演算子は以下のように使います。
この場合、numが0より大きい場合(つまり、num > 0がtrueの場合)はans= “正の数”になります。
一方でnumが0以下の場合(つまり、num > 0がfa... 続きを読む
switch文とは
switch文は条件の分岐のために使用します。
選択肢によって、処理が分岐する場合によくswitch文が使用されます。
switch (評価する式)
{
case 値1:
文(処理A);
break;
case 値2:
文(処理B);
break;
default:
文(処理C);
break;
}
評価する式と値1が等しければ(評価する式==値1がtrueであれば)、処理Aが実行されます。
評価する式と値2が等しければ(評価する式==値2がtrueであれば)、処理Bが実行されます。
いずれの場合にも当てはまらない場合は、処理Cが実行されます(default~break)。
3と入力した場合の実行結果
あな... 続きを読む
if文とは
ifは「もしも~なら」という意味があります。
if文は条件の分岐のために使用します。
if文単体
最も単純なパターンは以下のようになります。
条件式がtrueであれば、{}の中の処理文が実行されます。
if(条件式){
文(処理);
}
※言語はC#
実行結果
フラグ(flg)はtrueです
フラグ(flg)はfalseです
if~else~
elseは「そうでないなら」という意味があります。
if~else~は「もしも…なら~、そうでないなら~」といった意味になります
if(条件式){
文(処理A);
}
else{
文(処理B);
}
条件式がtrueであれば、処理Aが実行されます。条件式がfalseであれば、処理Bが実行されます。
つまり、条件式に応じて、... 続きを読む
インクリメント演算子・デクリメント演算子とは
インクリメント演算子「++」は変数の値を1増やします。
例えば、以下の式は、全て変数iの値を+1します。
i = i + 1;
i += 1;
i++;
++i;
逆に、デクリメント演算子「–」は、変数の値を1減らします。
※インクリメント演算子・デクリメント演算子は単項演算子です。
ソースコード
実行結果は以下のようになります。
11
11
11
11
前置と後値の違い
前置インクリメント演算(++i)と後置インクリメント演算(i++)では、細かい部分で差があります。
例えば、以下のコードを実行すると、前置と後置に違いがはっきりします。
実行結果は、
前置インクリメントの場合:6
後置インクリメントの場合:5
前... 続きを読む