円周率のモンテカルロシミュレーション

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目次

モンテカルロシミュレーションの例

上のアニメーションはProcessingというプログラミング言語で書いています。

シミュレーションを最初から見たい場合はページを再度読み込んでください。興味があれば、ソースコードを実際に動かしてみてください。

ソースコードは以下のようになります。

※スローバージョン

一番目のシミュレーションでは、100点ごとに描画しています。一方で、以下のシミュレーションは1点ごとに描画しているので、その分遅くなります。

ソースコードは以下のようになります。

モンテカルロシミュレーションとは?

モンテカルロシミュレーションとは、乱数を用いたシミュレーションのことです。

解析的に解くことが不可能(または難解)な問題に対して非常に有効です。

(例1)円の面積の演算

半径1の円の面積を求めたいと考えたとする。

まず、円を囲む四角形につくります。

その四角形の中に入るように、点を落とします。

点が、円の中に入ったらカウントします。

(点が円の中に入った数)/(点を落とした数)で円の面積と四角形の面積の割合がわかります。

(点が円の中に入った数)/(点を落とした数)= (円の面積)/(四角形の面積)

最後に4を掛けます。(4は一辺が2の四角形の面積に対応します)

(円の面積)= (点が円の中に入った数)/(点を落とした数)×4

(例2)誕生日が同じペアの数 (期待値)

例えば、100人の集団を考えて、その中に同じ誕生日のペアが何組いるか考えます。

ある人の取りうる誕生日のパターンは365通りです。

別の人の取りうる誕生日のパターンも365通りです。

ある人と別の人の誕生日間に相関はありません。

そのため、この問題をまじめに考えるなら、以下の場合の数だけ考えないといけません。

365×365×365…通り

この問題をしらみつぶしで解く場合、365の100乗というあまりに大きな数字を扱う必要があります。(現在の普通のパソコンで、これだけ大きな数字を扱うのはほぼ無理でしょう)

さらに、うるう年を考え始めると問題はより複雑になります。

そこで発想を変えます。

100人の集団を用意します。

その100人に対して、乱数を用いて、誕生日を割り振ります。

そして、その中に同じ誕生日の人が何組いるかカウントします。

この手順を何度も繰り返してカウントを取ります。

最後に、平均化すれば、100人の集団の中に同じ誕生日のペアが何組(期待値)いるかわかります。

注意点

モンテカルロシミュレーションで得られる結果は、乱数を用いた近似的な解にすぎません。

厳密な解ではないので、誤差が生じます。

誤差を減らす簡単な方法は、サンプル数を増やすことです。

当然ではありますが、サンプル数を増やすとそれだけ時間がかかります。

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