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目次
はじめに
先に言っておきますが、すべての人が
Windows10において、回復ドライブが使えないわけではありません。
条件に当てはまるのは、Windows10にアップグレードした際に、
USBレガシーを「使用しない」と設定することで、
アップグレードに成功したパソコンです。
※Windows10にアップグレードがうまくいかないという症状が一部のパソコンで起きています。
特にWindows10のロゴが見えたがそこから先に進まないような症状の場合。
BIOSの設定のうち、USBレガシーを「使用しない」と設定することで、アップグレードに成功することがあります。
回復ドライブとは?
回復ドライブとは、Windows10には、バックアップ機能の一つ。
PCが起動できない時に使う。
あるいは、初期状態に戻したい時に使えます。
Windows10のバックアップは三つあります
- 回復ドライブの作成
- システムイメージの作成
- システム修復ディスクの作成
システム修復ディスクの作成→Windows7で使える機能
回復ドライブの作成→Windows8で使える機能
Windows10になって両方使えるようになりました
システム修復ディスクと回復ドライブの違いを軽く説明します。
(以下、私の解釈。もしかしたら間違いがあるかも)
回復ドライブは、システム修復ディスクの上位互換。
OSの再インストールをしたくなった場合、
システム修復ディスクでは不可能ですが、
回復ドライブがあれば、可能です。
使うメディアも異なります
- 回復ドライブ→USBメモリ
- システム修復ディスク→CD/DVD-R
回復ドライブを作るためにはUSBが必要です。
USBレガシーが使えないことによる問題。
USBレガシー機能を使用するということは、
BIOSレベルでUSBを認識するということです。
そして、回復ドライブを使用した復元とは、
回復ドライブの入ったUSBをBIOSレベルで読み込むことで、
パソコンの状態を復元することです。
ここでUSBレガシー機能が使用できないと、
回復ドライブの入ったUSBを認識できず、復元できません。
それじゃあ、Windows10にインストールすることに成功したのだから、
USBレガシーを「使用しない」→「使用する」
と変更し、元に戻せばいいじゃないかと思われるかもしれません。
試しました。
結果、パソコンにUSBをつけていない状態でも、
USBレガシーを「使用する」の状態だと、
そもそもWindows10は起動することができませんでした。
USBレガシーの機能を切ることで、Windows10という境地にたどり着けた場合、回復ドライブをバックアップに取るのは無意味でしょう。
おとなしく、修復ディスクを作成しておきましょう。
(でも、再インストールしたい時に、回復ドライブが使えないというのはとても不便。特にHDDが故障して、新しいHDDに入れ替えたい場合など)
パソコン状況
富士通のLIFEBOOK AH55/DC
2011年のモデル。
Windows7→ Windows10のアップグレード
※私のパソコン1台だけの検証なので、再現性は確認できていません。
まとめ
USBレガシーを使用できないパソコンの場合、回復ドライブの機能は使えない。
(対象:USBレガシーの機能を切って、Windows10のアップグレードに成功したパソコン)
※何とか回避する方法がある場合、教えてください
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