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目次
はじめに
※目次用の記事:ギャンブルの賭け方の種類をまとめてみた
ここ最近、様々なギャンブルの手法をc++でプログラミングして、シミュレーションしてみている。10万回勝負した後、どれだけのお金を持っているか?また、どれだけの確率で勝負ができずに破綻するか調べている。
例えば、マーチンゲール法(負けた時に2倍賭けする)などは、広く知られている手法である。もしも、マーチンゲール法で10万回勝負した時に、99%以上の確率で、勝負が続行できないことを以前確認した。
※この記事の一番最後の関連記事の項目で、これまでの結果へのリンクを載せてある
ふと、思った。
何も考えずに、ひたすら、最小の賭け金額を賭け続けるとどうなるか?
※いわば、比較用として、調べている
ルール確認
最初の所持金は1000
勝った場合も負けた場合も、1だけ賭ける
プログラム
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#include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <math.h> #include <time.h> int main() { int k; int k_max=20000;//試行回数 int i=0; int i_max=100000;//勝負回数 double w=2.0; //賭け金の変換率(2倍以上)(win) double p=50; //勝率(50%以下)(probability) double m_min=1;//最小の賭け金額(money) double m_ini=1000;//最初の手持ちの資金(money_initial) int b;//破たん回数のカウント(Bankruptcy) b=0;//初期化 int i_sum;//勝負回数の合計 double m_sum;//最終的なお金の合計 i_sum=0;//初期化 m_sum=0.0; int c_sum;//勝負差の合計 c_sum=0;//初期化 //乱数(時間による変化) srand((unsigned)time(NULL)); //ファイルの出力準備 FILE *sf; sf = fopen("simulation.dat","w");//出力するファイルの名前を指定 //エラー if(sf==NULL){ printf("ファイルオープンエラー\n"); return -1; } //初期条件の表示 printf("#倍率は%lf\t勝率は%lf\t最小の賭け金は%lf\t手持ちのお金は%lf\n",w,p,m_min,m_ini); fprintf(sf,"#倍率は%lf\t勝率は%lf\t最小の賭け金は%lf\t手持ちのお金は%lf\n",w,p,m_min,m_ini); for(k=1;k<=k_max;k++) { int i_count;//勝負回数のカウント i_count=0; double m_now;//現在の資金 double m_bet;//賭け金 //初期化 m_now=m_ini;//最初は最初の手持ちの資金でスタート m_bet=m_min;//賭け金は最小の賭け金額でスタート int c;//勝ち負け差のカウント(count) c=0;//初期化 for(i=1;i<=i_max;i++) { double r;//乱数(rand) r=100.0*rand()/(RAND_MAX+1.0);//0から100の乱数を出す if (p<=r){//負けの場合 m_now-=m_bet; c-=1; } else{//勝ちの場合 m_now +=m_bet*(w-1.0); c+=1; } i_count=i;//i_countを定義しないと破たんしない(セーフ)場合、iと値が1ずれてしまうため if(m_now<m_bet){//手持ちの金より賭けるお金が高い場合 break; } }//for(i)文の終わり if(i_count<i_max) { printf("%d番目%d回目で破たん\t手持ちのお金は%lf\n",k,i_count,m_now); fprintf(sf,"%d番目%d回目で破たん\t手持ちのお金は%lf\n",k,i_count,m_now); b=b+1; } else{ printf("%d番目\t%d回目までセーフ\t手持ちのお金は%lf\n",k,i_count,m_now); fprintf(sf,"%d番目\t%d回目までセーフ\t手持ちのお金は%lf\n",k,i_count,m_now); } i_sum=i_sum+i_count; m_sum=m_sum+m_now; c_sum=c_sum+c; }//for(k)文の終わり //破たん率 printf("勝負回数は%d\n",i_max); printf("試行回数は%d\n",k_max); printf("破たん回数は%d\n",b); fprintf(sf,"勝負回数は%d\n",i_max); fprintf(sf,"試行回数は%d\n",k_max); fprintf(sf,"破たん回数は%d\n",b); double b_pro= (double)b/(double)k_max*100.0;//(double)を抜くとb/k_maxがゼロと評価されてしまう printf("破たん率は%lf%\n",b_pro); fprintf(sf,"破たん率は%lf%\n",b_pro); double i_exp=(double)i_sum/(double)k_max; double m_exp=(double)m_sum/(double)k_max; printf("破たんするまでに行える勝負回数の期待値(i_exp)は%lf\n",i_exp); printf("破たんする直前で持っているお金の期待値(m_exp)は%lf\n",m_exp); fprintf(sf,"破たんするまでに行える勝負回数の期待値(i_exp)は%lf\n",i_exp); fprintf(sf,"破たんする直前で持っているお金の期待値(m_exp)は%lf\n",m_exp); double c_exp=(double)c_sum/(double)k_max; printf("破たんした時の勝負差の期待値は%lf\n",c_exp); fprintf(sf,"破たんした時の勝負差の期待値は%lf\n",c_exp); //sfクローズ fclose(sf); return 0; }//プログラムの終わり |
変数の紹介
i_max:勝負の回数
w:賭けたお金の戻る倍率を指定。ここでは2倍を指定
p:勝率を指定。ここでは1/2の確率なので50を指定。
m_min:かけ金を指定
m_ini:最初の資金を指定
b_pro:破綻率
※ここでいう破綻率とは手持ちのお金が、賭けに耐えられない状況を意味する。借金してお金を用意することはできないとする。
i_exp: 破綻するまで何回勝負ができるかの期待値
m_exp: 勝負が終わった段階で持っているお金の期待値
k_max:試行回数。
結果
勝負回数は100000
試行回数は20000
破たん回数は32
破たん率は0.160000%
破たんするまでに行える勝負回数の期待値(i_exp)は99978.644400
破たんする直前で持っているお金の期待値(m_exp)は999.757100
破たんした時の勝負差の期待値は-0.242900
10万回勝負すれば、0.16%の確率で、すっからかんになる。
0%ではない。
書籍の紹介
『ギャンブルの必勝法が本当に儲かるかプログラミングで検証してみた』は以下の疑問にお答えします。
●勝率が50%の場合、利益を生み出す必勝法は存在するか?
●勝率が60%の場合、どのように賭けるのが最適か?
必勝法と思われている手法を15種類紹介します。必勝法には、例えば、マーチンゲール法(負けた時に2倍賭ける手法)などがあります。これらの手法が本当に儲かるかプログラミングを使用して検証します。また、検証するために必要なプログラミングの知識(C#)も紹介しています。
ギャンブルの必勝法が本当に儲かるかプログラミングで検証してみた
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