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目次
Unityの参考書を選ぶポイント
Unityの参考書を選ぶにあたって、注意しないといけない2つのポイントがある。
1つ目は、プログラミング言語。2つ目はバージョン。
プログラミング言語
Unityで、使用できるプログラミング言語はC#とJavaScriptの2つだ。
ただし、UnityのJavaScriptは独特らしい(←私はJavaScript使いではないので、そこらへんよくわからないが……)
そのため、これからUnityを勉強する人には、C#で勉強することを勧める。
ネット上を見ても、Unityの解説をしているサイトは結構の割合でC#を使っている。
※プログラミング初心者で、参考書のプログラム言語がよくわからない場合
プログラムを勉強すると、どっちの言語か見分けがつくようになる。だが、初心者に参考書がどの言語で書かれているか見抜くことを要求するのは酷だろう。
プログラムの最初の数行において、「import ~」と書いているのがJavaScript。「using ~」と書いているのがC#。
例えば、「import UnityEngine.UI;」とライブラリをインポートしていればJavaScriptだ。逆にusingを使っていたらC#。
バージョン
Unityはかなり頻繁にバージョンが変わる。
※この記事を書いている時点(2017年3月4日)で、最新バージョンは5.5.2である。
本という形で出版されているものは、当然ながら、最新版を追えているわけではない。
著者が情報をまとめている間に、バージョンはどんどん新しくなっているためだ。
対応バージョン5より下回る4.~だったら相当古い本。
※バージョンは数字が大きいほど、最新版であると考える。
良心的な本であれば、対応バージョンに関して本のどこかに書いてある。
書いてなければ、出版時期を見る。初版が2015年の3月よりも前だった場合は、対応バージョンが5でない可能性が高い
※2017年の4月に新しくUnity2017というバージョンになるらしい。バージョン5.~もいずれ古いものと扱われるだろう
オススメ参考書
Unityにはたくさんの機能がある上に、プログラミングは学びだすときりがない。
本一冊買えば、Unityが極められるといったことはない。
※以下で紹介するのは、自分が今まで買った参考書のみを扱う。
Unity5入門
表紙のひよこのデザインから通称「ひよこ本」ともよばれる。Unity初心者向けの本として有名である。
Unityの基本的な使い方がマスターできる。
プログラムって何?Unityって何?といったレベルの人向け
※唯一 (個人的な)不満があるとすれば、使用言語がJavaScriptであること。C#を使う予定の場合はその点に注意。ただし、そこまでプログラムをがりがり書いている参考書ではないので、Unityのさわりとしてはそこまで大きな問題ではない気がする。
丁寧に解説されているから、躓くことがない。手取り足取り、解説してくれる。
頑張れば、2~3日で読み終えることができる。
見てわかるUnity5 C超入門
Unityを使いこなすには、単純にC#の文法について書いた本だけでは対応しきれない。
この本は、Unityを使う上で、プログラミング上知っておくべきポイントを押さえている。
C#の知識が皆無の人でもとっつきやすい本である。
※単純にC#の文法を知りたい場合は以下の記事を参照
Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発
「ボール転がし」「キャンディ落とし」「アクションゲーム」(3Dでキャラクターが走るRunゲーム)「2Dアクションゲーム」という4つのゲームの作成手順を紹介している。
この本以外のUnityの参考書はせいぜい1つか2つ程度しかサンプルゲームの作り方を紹介してくれない。その一方、この本は4つもサンプルゲームが紹介されているので、ボリュームがあると感じる。
結果、お得な気分になれた。
ただし、Unityの基本操作についてはあまり言及されていない。
上で紹介した「ひよこ本」レベルを理解していないと、ついていけないだろう。
逆に言えば、初歩的なことを理解した人にとっては、様々なゲームに触れられる良本である。
Unityではじめる2Dゲーム作り徹底ガイド
2Dのアクションゲームを実際に作ってみる参考書。
600ページ以上ありながら、値段は3000円+税とお安い。
かなり実践的なことがかかれており、ソースコードも豊富、内容は非常に濃い。
一つだけ気になるのは、対応バージョンが少し古いことである。執筆されたのが、Unity4.6以前。
※もしも、この本を読む予定であれば、以下の記事に注意点をまとめたので、ぜひ目を通してみてください。
しかし、本格的な2Dアクションを作ろうと考えた時に、これ以外の良書は現時点で存在しない。
2Dゲームを作ろうと思った場合、あると便利な本であろう。
Unityエキスパート養成読本[ゲーム開発の現場で役立つノウハウ満載! ] (Software Design plus)
チュートリアル系のUnity本では触れられないような内容について幅広く扱っている。
ただし、この本の読者の対象は、趣味レベルでUntiyを触っている人ではなく、職業としてUnityを使用している人がメインである。
そのため、大規模なゲームの際に覚えておくとよい技術が多い。
※本を著者たちが、サイバーエージェントの人であることからお察しである。
個人でも役に立つなと思ったのは第3章の「エディタ拡張」に関する項目である。
もしも、エディタ拡張に興味がある場合は、手に取ってみるのも悪くはないと思われる。
uGUIではじめるUnity UIデザインの教科書-Unity5対応
Unityでゲームのレイアウトを作る際にあると便利。
読んで勉強するというよりは、デザインで困った時に参考にする辞書的なポジション。
Unityの多くの書物は、どのようにUnityを使ってゲームを作るか語られている。だが、この本はUnityのインターフェイスに関する部分をひたすら扱っている。
他の本と内容的にかぶることはほとんどなく、手元に置いておいて損はない。
※個人的には、chapter6-7のアラートビューのソースコードにお世話になった。
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有益なコメントありがとうございます。
ご指摘していただいたところを修正いたしました。