暗黙的な型変換と明示的な型変換(C#)

暗黙的な型変換とは?明示的な型変換とは? 型変換には、2つのタイプに分類することができます 暗黙的な型変換 暗黙的な型変換とは、コンパイラー側が適切な型を判断して、型変換をしてくれることを意味します。 例えば、値の範囲が異なるデータ型で、四則算を行った場合、値の範囲の大きい型に、自動的に変換されます。 具体的には、int型の数値とdouble型の数値が掛け算をした場合、その値はdouble型として、暗黙的に型変換が行われます。 double n = 3 * 2.5; このように、暗黙的な型変換が行われるときは、データが失われないように考慮されています。 たとえ、掛け算の結果が整数であってもint型であるとコンパイラーは判断してくれません。 以下のようなコードはエラーになります。(演算の結果が... 続きを読む

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Convert.ToInt32とint.Parseの違い

Convert.ToInt32とint.Parseの違い Convert.ToInt32メソッドとint.Parseメソッドはともに、文字列をint型の数値に変換する際に使用されます。 基本的に、二つの差はほとんどありません。ただし、null文字に関しては、挙動が異なります。 null文字をConvert.ToInt32メソッドで変換しようとした場合、数値は0として返します。 null文字をint.Parseメソッドで変換しようとした場合、以下のようなエラーが起きます。 System.ArgumentNullException: 値を Null にすることはできません。 共に、空文字に対しては、以下のようなエラーが起きます。 System.FormatException: 入力文字列の形式が... 続きを読む

数値と文字列との間の型変換(C#)

型変換する方法 数値型から文字列型へ変換する方法、文字列型から数値型への変換する方法はいくつかあります。 ここではstring型とint型間での型変換する方法を例に挙げます。 文字列型→数値型 パターン1:Parseメソッドを使用 数値 = int.Parse(文字列); パターン2:ConvertクラスのToInt32メソッドを使用 数値= Convert.ToInt32(文字列); この2つのメソッドの違いは以下の記事でまとめています。 数値型→文字列型 パターン1:ToStringメソッドを使用 文字列=数値.ToString(); パターン2:ConvertクラスのToStringメソッドを使用 文字列= Convert.ToString(数値); パターン3:連結演算子を使用 文... 続きを読む

インデントをするショートカットキー

インデント(indent)とは インデントとは、適度な空白を入れて、文字の始まりを右にずらすことです。 インデントを日本語に訳すと、「字下げ」になります。 プログラミングの世界において、適度にコードの先頭をそろえることを「インデントする」と言います。 ※プログラミングの文脈で、「字下げする」と言う人を私は見たことがありません。 例えば、以下のようにインデントがぐちゃぐちゃなコードは、インドントの整ったコードより可読性が悪くなります。 インデントの整ったコード インデントがぐちゃぐちゃなコード 実行結果 0~10までの整数の合計は30 文字を下げる3つの選択肢 文字を下げる時に、半角の空白(スペース)、全角の空白(スペース)、タブの3パターンの方法が考えられます。 プログラムにおいて、イン... 続きを読む

出力する文字の幅・右(左)揃えを指定する(C#)

書式指定 文字を出力する際、書式を指定したい場合があります。 書式を指定したい場合は、以下のような項目で指定できます。 {パラメーター指定子, 書式設定フィールドの幅:書式指定文字列} 「書式設定フィールドの幅」と「書式指定文字列」は必ず指定しないといけないものではありません。 書式指定したい場合は、以下のように使います。 Console.WriteLine(“{0,10:p}”, 0.1234); 0番目の パラメーター指定子(インデックス)に0.1234を入れます。そして、右揃えで幅を10確保し、パーセント表示することを意味します。 10(書式設定フィールドの幅)は、文字幅を意味します。 この値がプラスだと右揃え、マイナスだと左揃えを意味します。 もしも、文字列が... 続きを読む

書式を指定して数値を文字列に変換する方法(C#)

書式指定について 数値を文字へ変換の際に、書式を定めたい場合があります。 例えば、日本円を扱うのであれば、先頭に「\」(円マーク)を付けたいといった要望が考えられます。 他にも、0.05をパーセント表示(つまり、5%と表示)したい場合などが挙げられます。 これを実現するために、書式指定子(例えば、cやp)が使用されます。 数値の書式指定には、「標準の数値書式指定文字列」と「カスタム数値書式指定文字列」という2種類があります。 標準の数値書式指定文字列 標準の数値書式指定文字列は「書式指定子」と「精度指定子」の組み合わせから成ります。 書式指定子には、以下のようなものがあります。 書式指定子 意味 c(C) 通貨 d(D) 10進法表示(整数のみ) e(E) 浮動小数点による... 続きを読む

数値を文字列として出力する際の3つの方法(C#)

値型を文字列型へ変換して画面に出力 値型と文字列型が混ざったものをコンソールに出力したい場合に、以下のように書いても、望んだ結果は得られません。 ダメなパターン int a = 10; int b = 20; int c = 30; Console.WriteLine(“1番目の値はa,2番目の値はb,3番目の値はc”); 変数を文字として扱いたい場合は、以下のように書きます パターン1:パラメーター指定子を使用 Console.WriteLine(“1番目の値は{0},2番目の値は{1},3番目の値は{2}”,a,b,c); {0}のところにはaの値が、{1}のところにはbの値、{2}のところにはcの値が入ります。 {x}の「x」の部分... 続きを読む

Arrayクラスのメソッドを配列に使用してみる

Arrayクラスと配列 配列はArrayクラスを基本クラスとして継承しています。 そのため、Arrayクラスのメソッド及びプロパティを使用することができます。 Arrayクラスで使えそうなものを挙げておきます。 Arrayクラスのメソッド及びプロパティ プロパティ Length:全ての要素数を返します。 配列に対してfor文などのループ文を使いたい時に、最大値の指定として使えます。 Rank:配列の次元を返します 1次元配列なら1、2次元配列なら2を返します。 メソッド Sort(配列):小さい順に並び替えます Reverse(配列):大きい順に並び替えます Clear(配列,開始時のインデックス,クリアする要素数) :値を規定値(0)で初期化します Clearメソッドは引数を3つ指定してあ... 続きを読む

ジャグ配列とは?ジャグ配列の初期化の仕方について(C#)

ジャグ配列とは ジャグ配列とは、配列の中の要素が配列となっている配列です。 そのため、「配列の配列」と呼ばれることがあります。 ジャグ配列の要素(つまり、配列の中の配列)において、要素数が異なっていても問題ありません。 配列の宣言と初期化の仕方 ジャグ配列の宣言と初期化は以下のように行うことができます。 ここでは、以下のような表をジャグ配列で扱うことを考えます。   名前 性別 特技   浅野 男 剣道 貝塚     坂上 女   高原 男 野球 中条     ※対応するインデックス         ... 続きを読む

2次元配列の宣言の仕方(C#)

2次元配列とは 2次元配列は、行と列がともに複数あるデータのかたまりを扱う場合に使います。 数学でいえば、行列を扱うのに相当します。 例えば以下のような表形式で表されるデータを扱う際に、便利です。   名前 性別 特技   浅野 男 剣道 貝塚 女 歌 坂上 女 ダンス 高原 男 野球 中条 男 柔道 ※対応するインデックス   ソースコード 実行結果 名前は浅野,性別は男,特技は剣道 名前は貝塚,性別は女,特技は歌 名前は坂上,性別は女,特技はダンス 名前は高原,性別は男,特技は野球 名前は中条,性別は男,特技は柔道 2次元配列の宣言と初期化の仕方 ... 続きを読む