メソッドとは何か?具体例を交えながら説明(C#)

メソッドとは? メソッドとは、数学でいうところの関数に相当するものです。 例えば、以下のような関数を考えてみます f(x)=x2+2x+1 xが0の時、f(0)は1です。 xが1の時、f(1)は4です。 xが2の時、f(2)は9です。 ここで、パラメーターのxは、プログラムでは「引数」と呼ばれます。 また、結果であるf(x)は、プログラムでは、「戻り値」と呼ばれます。 f(x)=x2+2x+1という「引数」と「戻り値」の関係を定めている関数が「メソッド」に相当します。 ※戻り値のことを「返り値」、「返却値」、「return値」と呼ばれることがあります。 言い換えると以下のようにまとめられます。 「引数」は、インプットに相当します。 「戻り値」は、アウトプットに相当します。 「メソ... 続きを読む

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Stopwatchクラスで、時間を測定する方法(C#)

はじめに C#において、時間を測定する方法はいくつか考えられます。 例えば、System.DateTime.Nowを使用して、処理が始まった時と処理が終わった時の時刻の差を引き算して求めるなど考えられます。 しかし、この方法は精度がよろしくありません。 他にもいくつかの手法が考えられますが、Stopwatchクラスを使用するのが手軽で、かつ精度がある方法でしょう。 Stopwatchクラスを使えば、その名の通り、ストップウォッチの動きに相当するプログラムを簡単に作成できます。 その他の用途として、自分の作ったアルゴリズムのスピードを調べる時などに使います。 ※アルゴリズムのスピードを調べる際は、自分のパソコンの裏で動いているアプリケーションを可能な限り止めないと、結果がばらつきます。結果がぶ... 続きを読む

DateTime型で足し算・引き算を行う方法(C#)

はじめに DateTime型とDateTime型を直接足し算することはできません。 詳しい理由はよくわかりませんが、単純に意味のある値にならないからでしょうか。 例えば、2000年6月と2030年3月を足し算することを考えます。 結果は、4030年の9月になりますが、このような計算を実際の業務ですることは皆無です。 とはいえ、DateTime型で表現されている値の10日後の日付を得たいという欲求はあるでしょう。 このような状況を解決する方法は主に2つあります。 1:時間間隔を意味するTimeSpan型を使用 2:DateTime型で用意されているメソッドを使用する TimeSpan型の使用 TimeSpan型は時間間隔を扱います。 以下のような計算パターンが許されます。 TimeSpan... 続きを読む

TimeSpan型の書式指定をする方法と注意点(C#)

簡単な具体例 TimeSpan型を文字に変換する際に、書式を指定できます。 実行結果 01:09:45 ToStringメソッドで書式指定を行って、文字列型として表示しています。 注意点 DateTime型とTimeSpan型の書式指定子の違い DateTime型で使われる日時の書式指定子と、TimeSpan型で使われる時間間隔の書式指定子は似通っています。 例えば、秒を指定する指定子はともにss(s)を使用します。 しかし、異なる部分もあります。 最も大きな違いは、書式指定子として用意されていない文字に対する挙動です。 書式指定子として用意されていない文字に対して、DateTime型は、単なる文字として解釈しようとします。 それに対し、TimeSpan型は、書式指定子として解釈しようとし... 続きを読む

TimeSpan型の宣言方法と値の取得方法(C#)

TimeSpan型の宣言の仕方 TimeSpan型を宣言する際は、以下の3パターンがよく使われます。 TimeSpan 時間名 = new TimeSpan(時,分,秒); TimeSpan 時間名 = new TimeSpan(日,時,分,秒); TimeSpan 時間名 = new TimeSpan (日,時,分,秒,ミリ秒); ソースコード 実行結果 09:45:30 1.09:45:30 1.09:45:30.2000000 値の取り出し方 TimeSpan型で扱っている情報の一部を取り出したい場合があります。 取り出す方法は主に2つあります。 1:書式指定して、TimeSpan型をstring型に変換する。 2:TimeSpan型のプロパティを利用して、値をint型と... 続きを読む

DateTime型の宣言方法と値の取得方法(C#)

DateTime型の宣言の仕方 DateTime型を宣言する際は、以下の3パターンがよく使われます。 DateTime 日付名 = new DateTime(年,月,日); DateTime 日付名 = new DateTime(年,月,日,時,分,秒); DateTime 日付名 = new DateTime(年,月,日,時,分,秒,ミリ秒); ソースコード 実行結果 2017/07/20 0:00:00 2017/07/20 8:20:30 2017/07/20 08:20:30.07 ※70ミリ秒なので、0.07秒に相当します。 ※「yyyy」(年)や「MM」(月)は、書式指定子と呼ばれます。詳しく知りたい場合は、次の記事を参照してください。 日時の書式指定をする方法とその... 続きを読む

C#で現在の日時と時刻を取得する方法

現在の日時と時刻 現在の日時と時間を知りたい場合は、構造体DateTimeのNowプロパティを使用します。 System.DateTime.Now 現在の日時だけで十分な場合は、構造体DateTimeのTodayプロパティを使用します。 System.DateTime.Today 実行結果 2017/07/27 21:20:11 2017/07/27 0:00:00 DateTime型を文字列として表示する際に、書式指定子を使えば、細かく制御できます。 日付に関する書式指定の仕方を知りたい場合は→日時の書式指定をする方法とその注意点(C#) ... 続きを読む

日時の書式指定をする方法とその注意点(C#)

簡単な具体例 DateTime型を文字に変換する際に、書式を指定できます。 実行結果 2017/07/23 07:29:05 ※簡単な説明 System.DateTime.Now で現在の時刻をDateTime型で得られます。 ToStringメソッドで書式指定を行い、現在の時刻を文字列型として表示しています。 注意点 mとMの違いに注意 月(Month)を指定する場合は大文字のMで指定します。一方で、分(minute)を指定する場合は小文字のmを使用します。 この二つを間違えるとトンチンカンなことが起きます。 うっかり、yyyy/mm/ssと指定しないように。 1文字だけしか指定しない場合は注意 日時の書式指定文字列には、「カスタム日時書式指定文字列」と「標準の日時書式指定文字... 続きを読む

制御文における中カッコの省略について

中カッコの省略 if文やfor文において、処理が1行であれば、中カッコ{}を省略することができます。 中カッコを省略するメリット 中カッコを書かない分、コードの行数が少なくなります。 中カッコを省略するデメリット 後から処理文を追加したくなった場合に、中カッコをつけないといけません。この時、中カッコを忘れるとエラーの原因になります。 ※言語はC# if文の例 実行結果 数字は10未満です 数字は10未満です for文の例 実行結果 合計は45 合計は45 ... 続きを読む

TryParseで型変換をチェックする方法(C#)

型のチェック 型をチェックするには、TryParseというメソッドを使用します。 文字列から別の型に変換する際に、変換できるかどうか確認できます。 TryParseというメソッドには以下のような効用があります。 型変換がうまくいかない場合はfalse、うまくいった場合はtrueを返します 型変換がうまくいった場合、outパラメーターを付けた引数に変換した値が入ります。 具体例を挙げます。以下では、文字列をint型に変えるソースコードです。 実行結果 変換成功 iの値は12 変換失敗 iの値は0 int型への型変換がうまくいかなかった場合、outパラメーターを付けた引数には0が入ります。 outとは、引数を参照引き渡しすることを意味します。 outを使うことで、メソッド内で引数の値... 続きを読む